AI × トレード

自分好みの「トレード支援ツール」を自作する方法

~指示の明確化が規律を生む~

本日のアジェンダ

01

マインドセット:AIを「聖杯」にしない

意志の力に頼らず、AIを規律を守るための「番人」として再定義する。

02

理論編:AIを迷わせない「指示の方法」

失敗の9割である「指示不足」を、「名詞」の具体化で克服する。

03

実践編(準備):ルールの言語化と壁打ち

AIを専属アドバイザーにして、曖昧な感覚を「誰が読んでも同じ数値」へ変換。

04

実践編:自分専用ツールの実作フロー

戦略的プロンプト、MT4への組み込み、エラー対応、そして機能の拡張。

01

CHAPTER 01

マインドセット

AIを「聖杯」にしない。自分を律する仕組みを作る。

STEP 01: マインドセット

AIに「聖杯」は探させない

間違った使い方

  • 「絶対に勝てる手法を教えて」
  • 「自動で儲かるEAを作って」

正しい使い方

  • 自分の「規律(ルール)」をシステム化する
  • 感情を排除する「専属アドバイザー」として使う
STEP 01: マインドセット

「意志の力」に頼らず「仕組み」で解決する

① 自分専用のアラート

  • • 条件を満たした時だけ通知
  • • チャートへの張り付き(ポジポジ病)
     物理的に防ぐ

② 記録と資金管理の自動化

  • • トレード履歴をチャートに自動描画
  • • 見たくない「損失」を直視させ
     ロットの暴走を防ぐ
02

CHAPTER 02

理論編

AIを迷わせない「指示の方法」。

STEP 02: 理論編

AIは「言われたことをそのままやる」のが得意

AIは非常に優秀だが、忖度はしない。

指示が曖昧だと、出来上がるツールも必ず曖昧になる。

思ったツールができない原因の9割は、
「AIの頭の悪さ」ではなく
「人間の指示不足」

STEP 02: 理論編

AIを迷わせないための「定義」

【例】「ボリバンのエクスパンションを検知して」

ボリンジャーバンド

全員が同じものを想像する

エクスパンション

人によって定義が違う

ネット上で解釈が分かれる言葉は、AIも迷う。

なぜなら:AIは膨大なデータを学習しているため、定義が分かれていると
「ネット上の多数決」などで勝手に推測して実装を進めてしまうから。

必ず「自分なりの定義」をAIに教える必要がある。

STEP 02: 理論編

定義が必要かどうかの「判断基準」

指示文の中にある「言葉の種類」に着目しましょう。

動詞(命令)= 説明不要

「挙動」を指す言葉は、AIにとって共通認識です。

• アラートを鳴らす
• 水平線を引く
• LINEを送る

名詞(対象)= 要注意!

「状態」を指す言葉(特に固有名詞)は解釈が分かれます。

! エクスパンション
! 押し目 / 戻り
! パーフェクトオーダー

「名詞」が出てきたら、それは「具体的な指示が必要かもしれない」と疑うこと。

03

CHAPTER 03

実践編(準備)

ルールの言語化と、AIによる壁打ち。

STEP 03: 実践編(準備)

あなたは自分のルールを
説明できますか?

プログラミングの知識は一切不要。

必要なのは、
「自分が作りたいものを、他人に説明できるレベルで理解しているか?」

誰が読んでも同じ解釈になる「明確な日本語」で指示を出すこと。

STEP 03: 実践編(準備)

AIに「定義の言語化」を手伝わせる

自分のルールが言語化できない時は、AIに壁打ち相手になってもらう。

効果的なプロンプト(指示文)の例

「ボリンジャーバンドのエクスパンション」の、
プログラミング(MQL4)で実装可能なレベルの、
具体的で厳密な定義案を3つ提示して。

プロンプトの解説

  • 「プログラミング可能」= 数値化を強制し、曖昧さを排除する。
  • 「3つ」= 自分の感覚に一番近いロジックを選べる。

文脈:AIをどう扱うか?

AIを「アドバイザー」として活用し、自分の感覚を「誰が読んでも同じ解釈になる数値」に変換させます。

04

CHAPTER 04

実践編

専属アドバイザーへの指示と、ツールの進化。

STEP 04: 実践編

実践①:プロンプトの「戦略」

悪い例(曖昧な指示)

「MAにタッチしたら鳴るインジ作って」
  • ✕ AIがMAの期間を勝手に決める
  • ✕ アラートが鳴りっぱなしになる
  • ✕ ヒゲか確定足か不明

良い例(前提を固める)

「プロのMQL4エンジニアとして、期間20のSMAに、ローソク足の実体が確定時にクロスしたら、1回だけアラートとLINE通知をする MT4用インジを作成して」
  • ◯ 数値、タイミング、回数を指定
  • ◯ 「役割」を与えて精度アップ
  • 「誰が読んでも同じ動き」になる
STEP 04: 実践編

実践②:MT4への組み込み「手順」

1

AIにコードを生成させる

ChatGPT / Gemini 等を使用

2

MT4で F4 キーを押し「MetaEditor」を開く

3

「新規作成」→「カスタムインジケーター」→ 名前を決める

4

全選択して削除 → AIのコードを貼り付け → コンパイル

STEP 04: 実践編

実践③:ツールの「進化」と対話

エラーが出たらチャンス

「動きません」→ そのままコピペ

エラー文を丸ごと投げるだけで、AIは秒速で修正してくれます。デバッグ作業もAIの得意分野です。

少しずつ「育てる」

  • まずは単一条件で動かす
  • 「ON/OFFボタンをつけて」
  • 「LINE通知も飛ばして」

対話で機能を積み上げることが成功の近道!

まとめ:ツール作りは、ルールの見直し

  • AIに指示を出すための「言語化」の作業。
  • 実はこれ自体が、自分の曖昧なトレードルールを研ぎ澄ます「最高の修行」になる。
  • AIは魔法の杖ではないが、あなたを律する最高のパートナー。

まずは小さなアラート作りから始めてみましょう!

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